遊々楽々その9  やらなければ分からない

 毎日のように珈琲を売っているわけですが、飲んだことのない珈琲の味を伝えるというか説明するのは至難の業です。
 「これとこれはどう違いますか?」と聞かれて「こっちはまずくて、こっちはおいしいですよ」なんて説明は出来ませんし「どっちもおいしいですよ」じゃますます混乱させてしまうことになります。
 最近、コミュニケーションって大事だなあ、、、なんて話をしてますが、話をして盛り上がったり面白かったりするのは、お互いの共通体験が多いからだと思います。
 その人が飲んだことのない珈琲の味を伝えるのは、そもそも不可能だと思います。珈琲だけじゃなくて料理でもお菓子でもそうですし、たとえば車の運転で「スピードの出し過ぎは危険ですよ」と言っても、スピードを出すとなにがどう危険なのかわからない人は「気持ちいい〜〜〜っ!」って思っちゃってたりしてるようです。

 “平和ぼけ“なんて言葉を良く聞きますが、そういう側面はあるかも知れませんね。
経験したことの無い“危険”にあらかじめ対処するって出来ないのかも知れません。
 普段雪の降らないところに雪が積もると、たちまち事故が多発して怪我人や亡くなる人まで出てきます。まあ、毎年雪が降っている大館でもあることはあるんですけど・・・
 車の免許を取って始めての冬を迎える人は毎年必ず居るのですが、正直言って怖いです。
こちらはただ信号待ちしているだけなんですけど、右方向から左折してくる車が曲がりきれずに近づいてくるんです。逃げようもないし運転している人を見ると、若いお嬢さんがもの凄い形相で向かってきます。当然ブレーキは踏んでいるのでしょうけど夏場のようには減速しないんですよね。寸前で止まってくれて事なきを得ているんですけど、いつもそうとは限らないし。運転初心者の方は“顔面ブレーキ”じゃなくて、足で踏むブレーキに早く慣れて下さいますようお願いいたします。

 ん?ボクの話はどうしてすぐ横道にそれちゃうんだろうか?
それで、珈琲の味の説明なんですけどね。
 その人がイメージできる言葉で伝えるように心がけています。「こちらは味が濃くてじっくり味わう時はいいですね。もう一つは軽やかで飲みやすいですけど、香りは良いですよ」なんて感じです。あと付け加えても「酸味はこちらが少し感じられます」くらいです。
これ以上あれこれクドクドと説明すると、説明しないより悪い結果になりがちです。

 で、一番良いのが、おすすめの珈琲を試飲してもらうことです。一つ飲んでもらうと、もっと濃いのとか、マイルドなのとか、すごーく説明しやすくなるし、お客様も納得してくれます。なんでもやってみなければ始まらない!と言うことで今日はここまで。


加賀 公=大館市 加賀コーヒー店店主(KOWのマスター)2014/2/17
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